運動解析
異常な運動が痛みを引き起こすのか、それとも痛みがが異常な運動パターンを作り出すのか。シンプルな事象ですが、これを判断するのはなかなか難しいと思います。 しかし近年では、痛みなどの症状とある特定の運動パターンの関連性が明らかになりつつあり、この異常な運動パターンを修正すること...
腱板損傷の理学療法
長期的に見た場合の腱板断裂は予後が良好と言われていますが、具体的なマネージメント、とりわけ手術するか保存にするかということについては議論があります。 最近でた論文では、保存療法と手術療法で比較した場合、一年後の結果に有意差がないということも言われています。また、手術を選択し...
海外の徒手療法コース
こんにちは。いろいろ機会があってオーストラリアの理学療法のコースについて調べる機会があったので、参考までに紹介します。 整形外科について言えば、治療法にエビデンスがまだなくても、運動系のスペシャリストであるPTはアセスメントを含めた徒手療法をしっかり勉強する必要があると思っ...
相関関係と因果関係
臨床現場では常に今症状を引き起こしている原因は何かと問いかけながら、治療方針を決定していってると思います。この筋肉が固いから、この関節が不安定だから、このような動きだから→痛みが起こっているというような構図です。しかしこの原因→結果というのは簡単には判断できないことを頭に入...
The addition of cervical unilateral posterior–anterior mobilisation in the treatment of patients wit
The addition of cervical unilateral posterior–anterior mobilisation in the treatment of patients with shoulder impingement syndrome: A...
Effect of Physical Therapy on Pain and Function in Patients With Hip Osteoarthritis A Randomized Cli
変形性股関節症についてのrandomized, placebo-controlled, participant- and assessor-blinded trialで結構質の高い論文です。 内容はabstractをみればわかりますが、およそ100人のOA患者を①activ...
Physical therapy diagnosis
医師の専門性は病態をベースにして診断を下し、的確に処置をすることだと思います。これは世界中の仕事の中で知識、技術的または権利的にも医師にしかできません。 反対に理学療法の役割は?と聞かれたときにそれをしっかり答えられない中でやる臨床って迷いが必ず生じてくると思います。...
Treatment for central sensitization
Exercise therapy for chronic musculoskeletal pain: Innovation by altering pain memories http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25090974...
EBP and manual therapy
データが重要という意見は疑いの余地がありませんが、ただ一方でRCTなどの質の高い文献は実際の目の前の患者には使えることは珍しいという意見もあります(正直ぼくも使った記憶があまりありません)。ただそれは実際に真剣に吟味したことがなく、またどのようにアプライするかをきっちり学ん...
Passive accessory intervertebral movements
Passive accessory intervertebral movements(他動的副運動)は徒手療法のassessmentの一つとして、長いこと利用されてきました。しかし、一つのターゲットにしているセグメントといっしょに周りのセグメントも動いてしまうことや滑り転が...