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2015.8.22 Rotator Cuff Syndrome
Physio TETRIS勉強会のお知らせです。
これまで続けている肩シリーズの第4回 テーマはRotator Cuff Syndromeです。
腱板の障害は,機能・病理・構造が複雑に絡み合って起こります。
例えば,肩甲骨の機能異常によって起こったインピンジメントにより腱板の腱障害が起きたとします。
この場合にも,PTが担当する時点で痛みのトリガーになっているのが,肩甲骨の機能異常なのか,それとも腱障害そのものの病理なのかでアプローチが変わってくるでしょう。もちろんそれ以外の原因もあるかもしれません。
それに肩甲骨の機能障害といっても,それが単純な筋力低下由来なのかモーターコントロールの問題なのか,それとも肩関節の柔軟性に起因するのか,はたまた脊柱由来で起こっているのか,原因と思われる部分は多岐に渡ります。
また腱障害については腱そのものに炎症性の変化が起こることは稀で,通常は退行性の変化が起こるとされています。逆を言えば腱炎ではない場合が多いということです。この場合にはNSAIDやステロイド注射はむしろ悪化に働きかねません。
この辺りの病理の違いは組織の通常の修復過程である炎症期・修復増殖期・成熟期とは大きく異なり,その分治療や予後も異なってくるでしょう。
今回の勉強会ではこういった問題について,ケースを提示しながら,関連するエビデンスと基本となる治療について勉強していきます。
またPhysio TETRISの勉強会のモットーの一つに,標準化しうる内容をみんなで共有していくことがあります。
もちろん今回提示させていただく内容が,最新鋭というわけではないかもしれませんし,不足している部分も多々あるかもしれません。
そんな部分をディスカッションしながらお互いに高めていければと思います。
日時:8月22日 15:00~18:00
会場:新潟市 こん整形外科クリニック
会費:2000円
申し込み方法:
physiotetris@gmail.comにメールをいただき,表題に「勉強会」と記入いただき,本文に
①氏名
②ふりがな
③所属
を記入の上,ご連絡ください。
*締め切り:
8月8日 土曜日までにお願いします。
2015.1 肩関節の標準的な理学療法評価
肩の理学療法のEBPT概要、機能障害の評価を目的とした標準的理学療法検査の練習
【会場】こん整形外科クリニック
【日時】1月31日(土) 15:30-18:30
【講師】佐々木 雄大先生
¥1,500-
2015.3 肩のクリニカル・リーズニングの実際
肩関節痛の代表的なものとして、肩関節周囲炎や投球障害をはじめ、腱板損傷や肩関節脱臼など、明らかな器質的損傷を伴うもの、また脊柱の機能異常に起因する神経性の症状など多岐に渡る。今回は運動器疾患に対するクリニカルリーズニングの概要と肩関節疾患に対してのクリニカルリーズニングの具体例を紹介する。
【会場】こん整形外科クリニック
【日時】3月28日(土) 15:30-18:30
【講師】斎藤 賢一先生(こん整形外科クリニック)
¥1,500-

肩関節の基本的な理学療法評価について

肩関節のクリニカルリーズニングの実際

肩関節の基本的な理学療法評価について